すでに“ジャズのまち”として内外に広く知られるようになった阿佐ヶ谷。秋の風物詩「阿佐ヶ谷ジャズストリート」は今年・2007年で13回目を迎え、ますますの盛り上がりを見せている。
そのジャズストリートが始まるずいぶん前から、この阿佐ヶ谷で営業しているジャズバーがある。駅の南口に面する「jazz bar クラヴィーア」だ。
阿佐ヶ谷生まれ・阿佐ヶ谷育ちのオーナー&マスターが切り盛りをする眺めのよいバーは、この地に店を構えておよそ25年。“阿佐ヶ谷にジャズを定着させた仕掛け人”とも言うべき店だ。


ダークブラウンで統一され、落ち着いた印象の店内は、カウンターが10席と、テーブル席が2席。この内装は、以前、クラヴィーアがすぐ近くの別の場所にあったときからの常連客により造られたのだとか。設計から施工、インテリアや装飾品まで、すべて手作りのものが持ち寄られているのだというから驚きだ。
たとえばカウンターのテーブル板は、今は輸出禁止となってしまったアフリカの原木から製材されたもの。テーブル席の卓も同じ木から取ったのだという。これを当時の常連客が請け負ってくれたということは、クラヴィーアがいかに愛され、魅力のある店であるかが伺い知れる。


