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ガルゴティエ・ササキ

ほかの地域に比べ、若者の在住率が高い中野エリア。多くの飲食店がしのぎを削っている中、味はもちろんのことボリュームとコストパフォーマンスに優れた店は、当然のことながら口コミで広まり、根強い支持を得ている。

早稲田通り沿い、薬師柳通りにほど近い地に建つ「ガルゴティエ・ササキ」も、そうした店のひとつだ。味は都心の有名レストランを超えるレベルと言われながら、価格は驚くほどリーズナブル。おいしい料理には目がないという人からその噂を聞き、「これは行かねば」と、さっそくディナーの予約を入れてみた。

ガルゴティエ・ササキ

ガラス張りの店内は、コンクリートの打ちっ放しでモダンな感じ。テーブルには白いクロスと生花。壁に絵画やワインなどの木製プレートが飾られており、ごくシンプルだ。

メニューもシンプル。ディナーは基本的に3,080円のコースのみ(税・サービス料込み)。冷たいオードブルと温かいオードブル、メインディッシュに自家製パン、デザート、コーヒーという構成だ。ほかは、チーズ盛り合わせなどのアラカルトがわずかにある程度。ディナーコースの内容に絶対的な自信を持っていることのあらわれだろう。多くの人を魅了し、予約必須とされるこのコース、その人気の秘密を早く知りたい。

最初にサーブされるのは、冷たいオードブル「ホタテのカルパッチョ」。大ぶりのホタテの刺身が3つのっており、かなりのボリュームだ。シェフによると「以前は4枚のせていましたが『量が多い』と言われることが多くなったので、3枚に減らしました」とのこと。ソースはおろしオニオンとマスタード、シェリー酒のビネガーに2種のオイルを使っているそうで、誰の舌にも合う、爽やかな味に。上にはアサツキのほかインゲンのみじん切りが散らされており、食感の良いアクセントとなっている。

下に敷かれているのはクスクス。クスクスとは、練ったデュラムセモリナの小麦粉を粒状にして蒸したもので、フランスと地中海を挟んで面している北アフリカでは主食にもなっているせいか、南欧でもよく食べられる料理だ。ガルゴティエ・ササキでは、このクスクスに小豆や赤米、黒米などの穀類を豊かに混ぜ込んでいる。酸味のあるソースとマッチしたクスクスは“ライスサラダ”のような感覚で、いくらでも食べられそうだ。

大粒のホタテに、クスクスの付け合わせ。早くもメインディッシュを食べたような満足感をおぼえる。しかし、本当のメインはまだまだ先。この次は温かいオードブルとの対峙だ。

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