旦過市場

小倉駅の繁華街・魚町銀天街に接続している「旦過市場」は、北九州の台所とも称される、活気ある市場。大正初期、隣接する神獄川を上る船が荷揚げをし、近隣の海で捕れるイワシなどで商売を始めたことに端を発すると言われている。
前方に水産資源に恵まれた関門海峡を持ち、後方には迫りくるような緑の山を控える北九州は、食材の宝庫。そうした生鮮食料品がたやすく集う旦過市場がにぎわいを見せるのは、当然と言えば当然のこと。平成に入った現在も、プロの調理師や食にこだわる主婦たちがこぞって買い出しにやってきている。

200余店の構成は、肉や魚、野菜などの専門店が主流。また、総菜屋も多く、言わずと知れた明太子や、小倉名物の「じんだ煮」(イワシやサバなどの糠味噌炊き)などを売っている軒先などが何ともいえないローカル色を醸し出している。


「旦過」の名の由来には諸説あり、藩主・小笠原氏の菩提寺だった宗玄寺が近くにあり、そこを一夜の宿とした旅の僧が朝早くに旅立っていたことから「旦」(朝)に「過」ぎる、という説もある。
現在の旦過市場は朝早くから開けている店も多いが、川を挟んだ市場の反対側あたり、新旦過と賞される地には夜更けまでオープンしている飲食店なども出現、旦過市場の新しい側面として注目を集めている。
旦過市場
福岡県北九州市小倉北区魚町4-2-18
093-521-4140
http://www.tangaichiba.jp/
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